旧古河庭園

旧古河庭園

旧古河庭園

所在地 東京都東京都北区西ヶ原1-27-39
交通 JR京浜東北・根岸線 『上中里駅』 徒歩7分
東京メトロ南北線 『西ヶ原駅』 徒歩7分
JR山手線 『駒込駅』 徒歩12分
都営荒川線 『飛鳥山駅』 徒歩18分

この施設について

公園 「旧古河庭園」は、数少ない大正初期の庭園の原型を留める貴重な存在です。伝統的な手法と近代的な技術の融和により、和洋の見事な調和を実現している秀逸で代表的な事例であり、また、現存する近代の庭園の中でも、極めて良好に保存されている数少ない重要な事例であるとして、平成18年1月26日に文化財保護法により国の名勝指定を受けています。

現在の洋館と洋風庭園の設計者は、英国人ジョサイア・コンドル博士(1852~1920)。博士は当園以外にも、旧岩崎邸庭園洋館、鹿鳴館、ニコライ堂などを設計しています。武蔵野台地の斜面と低地という地形を活かし、北側の小高い丘には洋館を建て、斜面には洋風庭園、そして低地には日本庭園を配したのが特徴です。そして日本庭園の作庭者は、京都の庭師植治こと小川治兵衛(1860~1933)であり、彼は当園以外にも、山県有朋の京都別邸である無鄰菴、平安神宮神苑、円山公園、南禅寺界隈の財界人の別荘庭園などを作庭し、造園界に多大な貢献をしています。

コンドル博士による洋風庭園、小川治兵衛による日本庭園は一見の価値ありです!

【西洋庭園】ジョサイア・コンドル設計で、左右対称の幾何学模様の刈込のフランス整形式庭園と、石の欄干や石段・水盤など、立体的なイタリア露壇式庭園の技法を合わせバラと洋館と調和した絵画的な景観美となっている。

【日本庭園】小川治兵衛作庭で、心字池を中心に枯滝・大滝・中島を配している。冬のマツの雪吊とこも巻・ソテツの霜除は風物詩となっている。また夏の大滝の水音と秋の紅葉もおすすめ。

【枯滝】水を使わないで山水の景観を表現する「枯山水」の道具立ての一つが枯滝。心字池の洲浜の奥の渓谷に、御影石や青石、五郎太石などで造られている。

【大滝】10数mの高所から落ちる滝。園内のもっとも勾配の急な所をさらに削って断崖とし、濃い樹林でおおって深山の渓谷の趣をだしている。曲折した流れから始まり、数段の小滝となり最後は深い淵に落ちるという凝った造りで、以前は井戸を水源だったが、枯渇し、現在は井戸水と池水の循環でまかなっている。

【心字池】「心」の字に似せて造った池で、日本庭園の中心。鞍馬平石や伊予青石などで造られ、「船着石」がある。ここは池を眺めるための要となる所で、正面には「荒磯」、雪見燈篭、枯滝、石組、そして背後には築山が見られる。

【深山の境】日本庭園への入口はシイを主体にした濃い植込で、明るい洋風庭園とは雰囲気が一変する。奥は、シイ、モチノキ、ムクノキ、カエデなどで構成され、この庭園で一番深い植込になっている。周りは渓谷でえぐられ、深山幽谷の観を呈している。

【洋館】J・コンドル最晩年の作で、大正6年5月に竣工。躯体は煉瓦造、外壁は真鶴産の新小松石(安山岩)の野面積で覆われ、屋根は天然ストレート葺き、地上2階・地下1階となっている。昭和12年に発生した関東大震災では約2000人の避難者を収容し、虎之助夫妻が引き払った15年7月以降は貴賓の為の別邸となり、昭和14年頃には後に南京政府を樹立する国民党の汪兆銘が滞在し、戦争末期には九州九師団の将校宿舎として接収され、戦後は英国大使館付き武官の宿舎として利用された。

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